演劇ノンタス

雑記ブログ

負け犬の節分

今日は節分であった。

 

仕事帰り、イオンに行くと、800円の恵方巻がすべて半額になっていた。

 

「閉店の3時間も前に半額にしてくれるなんて、たいしたもんですよ」と、俺は感激のあまり、長州力ばりに唸ってしまった。

 

帰宅後、半額の恵方巻をかじりながら、はてなブログをみていると、やはり、今日は節分を題材にした記事が多数投稿されていた。

 

『家族で豆まきをしました』、『子供たちと一緒に手巻き寿司を作りました』etc。

 

俺は最初、微笑ましく、それらの記事を読んでおった。だが、途中から、ふと我にかえり、そして思った。

 

果たして、俺にもこういう記事を書ける日が来るのだろうかと。

 

俺は独身である。しかもいい年したオッサンだ。

 

同級生のほとんどは結婚して、家庭を持っている。すでに孫までいる猛者もおるというのに、俺はここ数年、交際相手すらいない。

 

別に俺は「恋愛より仕事」という生き方をしてきたわけではない。むしろ逆だ。俺の中の優先順位で「仕事」は限りなく低い。

 

現に俺は昨年末の繁忙期、会社を休んで、ももクロを観にいった。

 

あれから、もう2ヶ月たつというのに、いまだ社内では、俺への批判の嵐が吹き荒れている。

 

春の人事では契約を切られるか、それとも最底辺のポジションで留まることができるのか。ギリギリのラインに俺は立っている。

 

半額の恵方巻を晩飯にしていることからわかるように、金銭的にもカツカツだ。

 

人目を引くビジュアルでないことは、小学生の頃から把握している。

 

以上のデータから勘案した結果、俺に結婚は一生無理。つまり、節分の日に、『家族で豆まきをしました』だの、『子供たちと一緒に手巻き寿司を作りました』だのいう記事をアップすることは、死ぬまで不可能という結論に至った。

 

永遠にぼっち・・。そう考えると、涙がこみあげてきた。

 

涙のせいで、恵方巻がしょっぱくなってしまった。

 

本日、かような記事を投稿した連中に告ぐ。

 

おい、おまえら! 閲覧者がその記事を読んで、どんな気持ちになるのか、よくよく考えてから、アップしろ!

 

楽しげに家族しやがって!

 

何が『鬼は外』だ?

 

本当の鬼は、おまえらじゃあ!

 

 

・・ってこんな事を書いてるような奴、そりゃ結婚できんわな。

 

 

今週のお題「鬼」

ここがヘンだよ西村知美

2022年がはじまった。俺の今年の抱負は、何か一つ資格を取ることだ。

 

しかし、俺はこれまでの人生で、抱負を達成したことがない。必ず、途中で飽きたり、どうでもいいやとなるのである。

 

今年こそは、と思った俺は、楽に取れる資格をさがすことにした。

 

『資格 簡単 誰でも取れる』で検索したところ、『カッパ捕獲許可証が一番簡単』という記事がヒットした。

 

カッパ捕獲許可証? なんじゃそりゃ?と調べると、それは、岩手県遠野市が発行している許可証で、講習や実習など一切なく、200円を払えば誰でも取得できるとの事だった。

 

だが、こんな資格、とてもじゃないが、履歴書に書けるものでない。取得して、それをプロフィールに書いてる奴がおったら、そいつは間違いなく変人である。

 

と、思ったら、本当にこれを書いている奴がおった。

 

タレントの西村知美である。彼女はなんと、自分が所属している芸映のホームページで、『カッパ捕獲許可証』を所持してることをしっかりアッピールしておるのだ。

 

いったい西村知美というのは、何を考えているのだ? 

 

俺は彼女に興味を持った。そこで『西村知美 変人』で検索したところ、やはり、彼女は他にも、風変わりな言動をたくさん起こしていることがわかった。いくつか紹介したい。

 

ボキャブラ天国事件

西村知美が「ボキャブラ天国」に出演した。 「メロンにしょうゆをかけるとウニの味になる」とか「きゅうりにハチミツをかけるとメロンの味になる」などの話で盛り上がってるとき、西村知美が「リカちゃん人形の足をかじると救急車の味がしますよ」と発言したという。

司会のタモリが「救急車ってどんな味なの?誰もわからないよ」とつっこんだそうだ。

 

ごきげんよう事件

西村知美が「ごきげんよう!」に出演した。ゴルフの話で盛り上がってるとき、司会の小堺一機が「西村さんはゴルフをします?」と聞いた。

 

すると、西村知美が「ええ。よくしますよ」と答えたので、小堺が「えっそうなの。じゃあスコアは?どれくらいでまわるの?」と聞いたところ、「どれくらいかはよくわからないですね。ファミコンでしかやったことないので」と答えたという。

 

小堺が「そんなの入れたら、僕だって、ボクシングやホッケー、なんだってやったことありますよ!」とつっこんだそうだ。

 

タモリ小堺一機といった、お笑い界の大御所をもタジタジにさせるキテレツな言動。

 

ますます彼女に興味をもった俺は、さらなるリサーチを続けた。すると、もっと衝撃的な事件を起こしていたことがわかった。

 

ハリーポッター事件

西村知美が「ハリーポッターとアズカバンの囚人」(文庫)の巻末の解説文を書いた。

 

ところが、この解説文。子供と一緒にハリポタごっこを楽しんでいる話とか、映画に出ている俳優の話とか、とにかく余談ばかり書いて、肝心の「アズカバンの囚人」を読んだ感想をちっとも述べないまま進行していくという。

 

余談、余談で字数を埋め尽くしていった挙句、最後の最後の方で、西村知美は、こんな一行を書いていたそうだ。

 

「実はわたし、正直に告白しますが、小説はまだ読んでいないんです」

 

これには、読者全員が「読まんかーい!」と、ひげ男爵よろしくつっこんだそうだ。

 

まあ、ひげ男爵のくだりは俺の妄想だが、それにしてもこのエピソード、すごすぎやせんか?

 

読んでもいない本の解説を書きあげ、それを文庫本の巻末に載せたなんて、前代未聞にもホドがある。 

 

高田純次以上のテキトーぶりに、俺は魂が揺さぶられるほど、感動した。

 

2022年。俺は『西村知美推し』でいこうと決意した。

 

 

 

特別お題「わたしの推し

非正規社員の夢

数年前の話。

同僚のAさんとBさんが会社を退社することになった。

「自分たちで会社を作る」と独立したのである。

 

ワシは思った。

 

「別にやめんでもいいのに。正社員なんだし、福利厚生もしっかりしてんだから、定年までおったらええのに。仕事なんて、言われたことだけやってりゃいいんだし、給料も毎月25日にきっちり振り込まれる。何でわざわざイバラの道を歩むの?」と。

 

AさんもBさんも温厚でやさしく、人格的にもすばらしい人たちで、ワシは二人と会えなくなるのが、残念で仕方なかった。

 

しかし、途中で、まてよと思った。

 

「正社員が2人やめるということは、もしかして、ワシ、繰り上げで正社員に昇格するんとちゃうか? この職場に来て結構長いし、これは志村けんパターンになるぞ」と。

(注・志村けんパターンとは、1974年、荒井注ドリフターズを脱退後、見習いだった志村けんが正式メンバーに昇格したことをいう。ワシの造語)

 

そう考えると、AさんとBさんが職場を去る寂しさはどこへやら、急にハッピーな気持ちになった。

 

「正社員になったら、車を買い替えよう」とか、「1ランク上のマンションに引っ越そう」とか、「結婚相談所に登録しよう」とか、いろいろ夢想する毎日がはじまった。

 

仕事中、自然とムフムフ笑みがこぼれ、他の社員から気味悪がられもした。とにかく、ランラン気分で浮足が立ちまくった。

 

 

ところが、である。まてどくらせど、正社員の話を会社は持ってこないのである。

 

「何しとんねん?はよもってこいや」とイライラを募らせておったら、なんと会社は、あろうことか、「正社員募集」の求人広告を出したのである。

 

ワシは怒った。

 

「こんな優秀な人材が目の前におるのに、どんだけ節穴やねん? しかも、広告に書いてある『まじめでやる気のある方、歓迎』ってなんやねん?勤務中にネットサーフィンやっとるワシへの、当てこすりかい!」と。

 

ワシは会社を辞めることを決意した。だが、すぐに思いとどまった。

 

というのも、ワシには、AさんやBさんのようなスキルがないし、自動車免許以外に使える資格は何も持っていない。勢いで辞めたところで、就活に苦労するのは目に見えたからだ。

 

だから、ワシは転職に有利な資格を取得してから、辞めることにした。

 

どの資格をめざすか、いろいろ考えた結果、宅建主任者の資格をめざすことにした。

 

それからは猛勉強の日々が始まった。通勤時間は参考書を読み、会社の飲み会もすべて断り、半年間、ひたすら勉強に打ち込んだ。

 

そして迎えた受験当日。コンディションはバッチリであった。試験にも手ごたえはあった。合格まちがいなし。来年からは宅建主任者だ。あんなクソ会社とはオサラバだ。そう確信した。

 

ところが、である。結果はまさかの不合格であった。

 

ワシは落ち込んだ。しばらく立ち直れない日々が続いた。

 

合格発表から数日後。さらなる衝撃的な事件がワシを襲った。

 

新聞を読んでいたら、なんと、『ぼく、宅建主任者』という見出しと共に、小学生が宅建主任者試験に合格したという記事が、載っておったのである。

 

満面の笑みで合格証を片手にピースしている少年の写真。

 

それを見て、「ワシは小学生でも受かる試験にワシは落ちたのか・・」と、情けなさと怒りでいっぱいになった。

 

だから、「小学生のおまえが取得したところで、すぐに就業できんやろ! 人の傷口に塩を塗るマネしやがって! 小学生なら小学生らしく、ドッジボールだけやっとけ!」と、写真に向かって、思いっきり説教してやった。(八つ当たりの極み)

 

あれから数年。自分は未だに契約社員として、件の会社で働いている。だが、今は正社員になりたいという気持ちはなくなった。

 

コロナ禍となり、職を失う人や、潰れる会社が続出している中、ワシのような永久に半人前のような輩を年1回の更新ながらも、ちゃんと契約して雇ってくれるなんて、今の会社はなかなか度量が大きいじゃないか。ありがたいじゃないか。もう正社員にこだわるのはやめようと、そう考えるようになったのである。

 

 

正社員の夢も、宅建主任者の夢もあきらめた自分に残された最後の夢。それは、このブログの人気に火が付き、大ブレークすることである。

 

書籍化、映画化で一躍、時の人に。

 

職場でも「君にこんな隠れた才能があったとはね。能ある鷹は爪を隠すとは、このことだね」とか、

「あなた、本当はすごい人だったのね。見直したわ。今まで『無能の人』とか、『丸出ダメ夫』とか、言ってごめんね」

 

と、評価が一変して、絶賛の嵐。そんな日が来ることを妄想しながら、毎日仕事をこなしている。

 

ちなみにこのブログの先月のPV数は、たったの「8」

 

道のりは限りなく限りなく遠い。

 

 

 

 

 

はてなブロガーに10の質問

はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問

ブログ名もしくはハンドルネームの由来は?

自分は高校時代、演劇部に所属してまして、2年生の時、文化祭で演じた役名が「ノンタ」だったことが由来です。

 

はてなブログを始めたきっかけは?

加藤はいねさんの「私の時代は終わった」を読んだことがきっかけです。

世の中には、こんな面白い文章を書く人がいるんだと衝撃をうけました。彼女のブログを通じて、はてなブログの存在を知りました。

自分で書いたお気に入りの1記事はある?あるならどんな記事?

このブログの前身である「もりの作文」で書いた「4コマブログの神様」という記事です。自分の書きたかったことが、すべて詰め込まれた文章で、この記事で自分は燃え尽きてしまったといっても、過言ではありません。

lgami55.hatenadiary.jp

 

ブログを書きたくなるのはどんなとき?

はてなの「今週のお題」をみて、これなら、自分でも書けそうかなと思ったときです。

下書きに保存された記事は何記事? あるならどんなテーマの記事?

7記事。いずれも「今週のお題」を書いているうちに、募集期間が締め切られた、書き損じです。

自分の記事を読み返すことはある?

たまにあります。

 

好きなはてなブロガーは?

フォローしてくださってる方、また、させていただいてる方のブログはスキです。

でも一番は、前述したとおり、加藤はいねさんです。何度読み返しても面白いし、時の洗礼を受けないのは、すごいと思います。

はてなブログに一言メッセージを伝えるなら?

10周年おめでとうございます。自分のブログは、未来永劫、貴社に1円の利益も、もたらすことはありませんが、これからもよろしくおねがいします。

10年前は何してた?

ガラケーを片手に仕事してました。

この10年を一言でまとめると?

成長もせず、ただ年老いただけです。いまだにガラケーだし。

脊柱管狭窄症は自分で治せる?

4ヶ月ほど前からであるが、歩いてる最中に足がズキズキするようになった。

 

最初はシップや市販の痛み止めを飲んでいたが、だんだんひどくなってきたので、整形外科に行ったところ、「脊柱管狭窄症」と言われた。

 

脊柱管狭窄症とは、背中にある脊柱管が狭くなり、足に血が流れにくくなり、しびれや痛みをもたらす病気である。

 

なお、これは中高年から発する病気で、若い人はほとんどならないそうだ。

 

自分は年齢的にオッサンの部類に入るが、気持ちはまだまだ若いつもりでおった。

 

だが、これで名実ともにオッサンになったことを実感した。

 

以前、同僚のA子さんが「自分と同世代の女優が、白髪染めのCMに出だして、私もそういう年なんだと、めちゃショックうけた」と、語っておったが、まさしく、今の自分の心境もそれと同じである。

 

脊柱管狭窄を治すには、①痛み止めの薬や血流をよくする薬を服用しながら、リハビリをする。

 

それがダメなら、②ブロック注射。

 

それでもダメなら、最終手段の③手術だそうだ。

 

で、自分は現在①の段階の治療を行っている。

 

毎日、薬を飲んで、週に1~2回、病院のリハビリ室で、けん引をしとる。

 

こういう生活をはじめて、すでに1か月たつのだが、正直、よくなっている感じがあまりしない。

 

強烈な痛みは、おさまっているのだが、やはり歩くと、あいかわらず、ジンジン痛みがするのである。

 

薬を飲み忘れたりすると、痛みが強くなるし、明け方とか、痛くて目がさめることも多々ある。

 

なにより、仕事にも少し支障が出ておる。(まあ、これはミスをしても、「すみません。なんせ、自分は今、脊柱管狭窄症で集中できなくて・・」と言い訳できるので、どちらかといえば、好都合なのだが)

 

で、こないだの診察の際、先生にそういう話をしたところ、「そうですか。でも、もう少し、リハビリをがんばって様子を見ましょう」とのことだった。

 

自分としては、③の手術は抵抗あるものの、もうそろそろ②の注射を打ってもいい段階ではないのかと思っている。

 

だが、先生はそれをよしとしないのである。

 

これはいったいどういうことなのだろうか?

 

慎重な先生なのだろうか?

 

それとも人間の回復力というのを信じているのだろうか?

 

もしも、この先生が、美容整形外科のクリニックを経営していたら、絶対もうからんと思う。

 

「私、たれ尻で悩んでるんです。なんとかしてください」というお客さんに「そうですか。じゃあ、まずエステに行きましょう。すぐに注射を打ったり、整形をしたりするのは、卑怯者ですからね」と言っておったら、ソッコーで廃業である。

 

閑話休題

 

先週、ブックオフに行ったところ、「壮快」という健康雑誌の「激痛、しびれを一掃!手術も回避できる 脊柱管狭窄症は自分で治せる!」の特集号が、百円で売っておった。

 

タイトルを見ただけで感動したワシはすぐに手を取り、レジに持って行った。

 

家に帰って早速、読んでみると、「バタ足体操」とか、「股関節締め」、「お尻ほぐし」など、脊柱管狭窄症に効く療法がたくさん紹介しておった。

 

「これを熱心に行っている人の多くは2~3か月で痛みやしびれが軽快しています」だの、「根気よく、半年くらい続けたところ、徐々に効果が現れてきました」という成功者の声だの、とにかく、「熱心に」とか「根気よく」というキーワードがやたら、出てきた。

 

そして、時間がかかるようなことばかり書いておった。

 

どのページを開いても、「これをはじめて3日でよくなりました」的な虫のいい話は、どこにも載っていなかった。

 

はあ(ため息)。

 

このブログをみればわかると思うが、自分は月に1回しか更新しないなまけものなのである。トレーニングを根気よく、毎日できるような人間なら、ブログだって、毎日更新できるのである。

 

しかし、愚痴ったところで、病気が治るわけでないので、とりあえず、この本に載っていたやつで、一番かんたんそうな「尻締め気功」というやつを始めることにした。

 

(内容)

①あおむけになり、5秒かけて鼻で息を深く吸い込む。このとき、両手足の指を強く握り、肛門を締め、全身に力を入れる。

②15秒かけて、息をゆっくり吐く。

これを5回くりかえす。1日1回~2回。

 

就寝前に1回やればいいだけだから、なまけものの自分でもできそうである。

 

こんなんで治るなんて、とても信じられんが、ひとまず、これを頑張ってみようと思う。

 

続きはまた後日。

 

 

 

今週のお題「読書の秋」

こりん星爆発から12年

2009年に、こりん星が爆発して、今年で12年になる。(2010年説もあるが、どっちゃでもいい)

 

こりん星というのは、タレント小倉優子(通称・ゆうこりん)が生まれた星である。

 

ゆうこりん曰く、「自分は、こりん星からやってきたお姫さま」ということであった。

 

2009年以前、ゆうこりんが出るバラエティ番組では、よくこんなトークが繰り広げられた。

 

たとえば、

 

 

司会者「ゆうこりんは、今日、何でスタジオ入りしたの?」

ゆうこりん「いちごの馬車で来ました」(笑)

司会者「誰もみたことないんだよなあ。一回みてみたいよなあ」(笑)

 

とか、

 

司会者「図書館は、こりん星にもあるの?」

ゆうこりん「ありますね」

司会者「どんな本が置いてあるの?」

ゆうこりん「マンガしかありません」(笑)

司会者「ぜんぶがマンガ図書館?いいなあ」

 

 

と、いった光景がよくみられたものである。

 

 

しかし、共演者がみんな温かい人ばかりのパターンとは、限らない。

 

 

笑っていいとも!」では、爆笑問題と共演しておったが、1度ゆうこりんが、なかなかの窮地に陥っておった。

 

 

うろ覚えで恐縮だが、たしか、放送の後説でのことだ。

 

 

 

太田光が「こりん星では、○○のとき、どうしてんの?」と、質問の内容は忘れたが、けっこう、いじわるなことをきいたのである。

 

 

ゆうこりんが、苦しみながらもなんとか、答えを返したところ、太田が「それはおかしいんじゃないの?」と、食い下がった。

 

 

それでもゆうこりんが「だから、えーと、そのお・・」と、しどろもどろに説明したところ、太田が「そんなんじゃ納得できないよ!」と、なおもしつこく食い下がったのである。

 

 

絶体絶命のゆうこりん。彼女がとった行動は・・。

 

なんと。

 

 

ゆうこりん「・・田中さーん。なんとかしてください」

 

と、太田の相方、田中裕二に助けを求めたのである。

 

すると田中が「だから、こりん星ではこうこうこうなってんだよ」

 

と、ゆうこりんの代わりに、太田に説明したのである。

 

 

これに大激怒した太田。

 

 

以下トーク

 

 

 

太田「なんで、お前が説明するんだよ?お前、地球人だから、こりん星のこと、知らねえだろ」

田中「いや、実は俺も、こりん星人なんだ。本当の正体は、姫を守るために地球にいっしょに来た、じいやなんだ」(笑)

太田「おまえと知り合って20年になるけど、初耳だよ。ふざけんなよ」

ゆうこりん「太田さんもこりん星から、いっしょにきたんですよ」

太田「はあー?オレ、ゆうこりんを守る気なんかないよ」

ゆうこりん「太田さんは、地球に着いたときの衝撃で記憶を失ってるんです」(笑)

太田「えー!?そうなの!?」

柴田理恵「すごいわね。このステージにこりん星人が3人もいるのね」(笑)

ゆうこりん「もう一人います」

柴田理恵「だれだれ?」

ゆうこりんタモリさんです」(笑)

タモリ「おれも?」

柴田理恵タモリさんが、こりん星から地球にきてる目的は何なの?」

ゆうこりんこりん星で生放送をやってもらうため、地球で修行してるんです。ある程度、力をつけるまで、がんばってもらいます」(笑)

太田「こんだけがんばったのに、まだダメなの? どんだけハイレベルな番組作るつもりなんだよ?」(笑)

タモリが「・・オレ、今夜は飲むよ」(笑)

 

 

言葉のプロであるタモリ爆笑問題を相手に、若干二十歳そこそこのアイドルがよくもまあ、次から次へと、出まかせを言ってのけるものだと、私は笑いよりも、非常に感心したことを覚えている。

 

 

 

さて、ずいぶん長くなったが、ここからが本題である。

 

 

2年ほど前であるが、とあるバラエティー番組で、ゆうこりんがこのような発言をしておった。

 

「ウソをつく人は許せません」

 

当然のごとく、出演者全員から、「おまえが言うな!」と総ツッコミされた。

 

すると、ゆうこりんが「こりん星は人をキズつけるウソじゃないでしょ!」と反論していた。

 

だが、この発言は大いに間違っているといえる。

 

 

なぜなら、私は現にキズついた人間を知っているからである。

 

 

あれは、2009年以前の某月某日のことだ。

 

 

とある建物の1室で、テーブルに座った一人の男の子が、何人かの男の子に囲まれ、こんなことを言われていたのを目撃した。

 

 

以下トーク

 

 

「おい。こりん星なんて、ほんとは存在しないらしいぞ」

「そんなことないもん。ぜったいあるもん」

「いちごの馬車でスタジオ入りしてると言ってるけど、ほんとは黒のワンボックスカーだって、紳助が言ってたぞ」

「そんなの紳助のウソだよ。ゆうこりんがウソつくわけないもん」

「おまえ、だまされてんだよ。詐欺師のゆうこりんに」

ゆうこりんは詐欺師じゃない! 撤回しろ!」

「うそつき、うそつき、ゆうこりん。うそつき、うそつき、ゆうこりん

「えーん。えーん。たとえ、地球のみんな全員がウソだと言っても、ぼくだけは信じるんだい! ゆうこりん、ぼくはぜったい、ぜったい、信じ続けるよ!」

 

 

 

このように、こりん星の存在を本当に信じていたお友達もいたのである。

 

 

あの日、必死に戦っていた私の同僚Aさん(こりん星ブーム当時、すでに30代半ば)の立場はどうなるのか?

 

 

こりん星はウソでした」の発言に、Aさんがどれほどキズついたのか、ゆうこりんは、わかっているのか?

 

 

簡単に爆発させやがって。

 

 

 

今後の人生、ゆうこりんには、猛省の日々を送ってもらいたいものである。

 

 

 

今週のお題「爆発」

女子アナランキングの主催者

はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」

 

 

インターネット文学賞」に投稿された作品を読んでいると、掲示板の思い出を書いている人が結構いたので、自分も書くことにする。

 

 

以前、とある掲示板を見ていたら、こんな書き込みがあった。

 

 

258名無しのごんべえ
女子アナランキング
1位・・弘中綾香 2位・・三田友梨佳 3位・・桑子真帆
4位・・滝菜月  5位・・田中みな実
 
よくある書き込みである。ちなみに僕の推しはTBSの出水麻衣アナである。
 
ファンとしては、彼女が何位なのか気になるところだ。 
 
だから、
 
259名無しのごんべえ
出水麻衣は何位?
 
ときいてみた。
すると、
 
260名無しのごんべえ
出水麻衣はベスト10どころか、ベスト30にも入ってない。圏外。
 
 
と、なんともつれない答えが返ってきた。
しかし、人間好みがあるから、怒るわけにもいかない。
だけど、出水のファンとして、一応、僕のランキングも発表することにした。
 
 
261名無しのごんべえ
女子アナランキング
1位・・出水麻衣 2位・・加藤綾子 3位・・桑子真帆
4位・・大江麻理子  5位・・小川彩佳
 
すると、さっきのやつが、僕のランキングにケチをつけてきた。
 
 
 
262名無しのごんべえ
それはお前の個人的なランキングだろ。オレのは公式ランキングなんだよ。重みが違うんだよ。
 
 
・・公式?
 
ああ、この人は自分のランキングではなく、オリコンかなんかのランキングでも貼り付けたんだな。と理解した。
 
だから、
 
263名無しのごんべえ
ソースは?
 
ときいてみた。すると、思いもよらぬ返事が返ってきた。
 
 
264名無しのごんべえ
ソースもなにも、「公式女子アナランキング」(オレ一人で主催・選考)だよ。
変な言いがかりつけてくんじゃねえぞ。
 
・・一人なのに公式? 公式って言ったもん勝ちなの?
 
ははあん。こいつは狂ってるぞ。やばいやつに絡んでしまったぞ。
 
はて、これからどうするものか。逃げるか。それともまだ相手するか。
 
しばし、逡巡しておると、思いもよらぬことに、第3者が参戦してきた。
 
 
265名無しのごんべえ
おまえらのランキングは甘い。真のランキングはこれだ。
 
1位・・永島優美 2位・・岩田絵里奈 3位・・水卜麻美
4位・・井上あさひ  5位・・徳島えりか
 
 
これに激怒したのが、例の狂人「自称・公式女子アナランキングの主催者」である。
 
彼はこんな怒りの言葉を書き込んできた。
 
 
266名無しのごんべえ
乱立するなよ。乱立したら、女子アナたちが「いったい、どれが本当のランキングなの?」と、オロオロするだろうが。
こういうのは、プロにまかせとけ。素人はすっこんでろ。
 
 
このランキングを見て、オロオロする女子アナなどいないし、そもそも、女子アナは、こんな場末のランキングなど見ない。
 
 
 冷静に考えればわかるのであるが、その時、ついカッとなった僕は再び参戦し、「我こそは真のランキング」とばかりに、2人と、しばし大激論を交わすことになったのである。
 
 
 
268名無しのごんべえ
おまえらのランキングはスレンダー系に偏りすぎている。だからダメなんだ。
 
だの、
 
269名無しのごんべえ
出水麻衣の良さがわからない、おまえらの節穴ランキングなど、評価に値しない。
 
 
だのと、朝ナマ、いや、オリンピック以上の熱い戦いを繰り広げる我ら3人。
 
 
すると、ここへきて、まさかの第4者が参戦。
 
 
こんな書き込みをブッこんできたのである。
 
 
275名無しのごんべえ
おまえら、自分の年収の何倍も稼いでいる女子アナをよく、ランク付けできるよな。むなしくならねえか?
 
 
 
 
あまりに図星かつ、プレーンな一言。
 
 
我々3人は一斉に押し黙ってしまったのである。