演劇ノンタス

雑記ブログ

ここがヘンだよ西村知美

2022年がはじまった。俺の今年の抱負は、何か一つ資格を取ることだ。

 

しかし、俺はこれまでの人生で、抱負を達成したことがない。必ず、途中で飽きたり、どうでもいいやとなるのである。

 

今年こそは、と思った俺は、楽に取れる資格をさがすことにした。

 

『資格 簡単 誰でも取れる』で検索したところ、『カッパ捕獲許可証が一番簡単』という記事がヒットした。

 

カッパ捕獲許可証? なんじゃそりゃ?と調べると、それは、岩手県遠野市が発行している許可証で、講習や実習など一切なく、200円を払えば誰でも取得できるとの事だった。

 

だが、こんな資格、とてもじゃないが、履歴書に書けるものでない。取得して、それをプロフィールに書いてる奴がおったら、そいつは間違いなく変人である。

 

と、思ったら、本当にこれを書いている奴がおった。

 

タレントの西村知美である。彼女はなんと、自分が所属している芸映のホームページで、『カッパ捕獲許可証』を所持してることをしっかりアッピールしておるのだ。

 

いったい西村知美というのは、何を考えているのだ? 

 

俺は彼女に興味を持った。そこで『西村知美 変人』で検索したところ、やはり、彼女は他にも、風変わりな言動をたくさん起こしていることがわかった。いくつか紹介したい。

 

ボキャブラ天国事件

西村知美が「ボキャブラ天国」に出演した。 「メロンにしょうゆをかけるとウニの味になる」とか「きゅうりにハチミツをかけるとメロンの味になる」などの話で盛り上がってるとき、西村知美が「リカちゃん人形の足をかじると救急車の味がしますよ」と発言したという。

司会のタモリが「救急車ってどんな味なの?誰もわからないよ」とつっこんだそうだ。

 

ごきげんよう事件

西村知美が「ごきげんよう!」に出演した。ゴルフの話で盛り上がってるとき、司会の小堺一機が「西村さんはゴルフをします?」と聞いた。

 

すると、西村知美が「ええ。よくしますよ」と答えたので、小堺が「えっそうなの。じゃあスコアは?どれくらいでまわるの?」と聞いたところ、「どれくらいかはよくわからないですね。ファミコンでしかやったことないので」と答えたという。

 

小堺が「そんなの入れたら、僕だって、ボクシングやホッケー、なんだってやったことありますよ!」とつっこんだそうだ。

 

タモリ小堺一機といった、お笑い界の大御所をもタジタジにさせるキテレツな言動。

 

ますます彼女に興味をもった俺は、さらなるリサーチを続けた。すると、もっと衝撃的な事件を起こしていたことがわかった。

 

ハリーポッター事件

西村知美が「ハリーポッターとアズカバンの囚人」(文庫)の巻末の解説文を書いた。

 

ところが、この解説文。子供と一緒にハリポタごっこを楽しんでいる話とか、映画に出ている俳優の話とか、とにかく余談ばかり書いて、肝心の「アズカバンの囚人」を読んだ感想をちっとも述べないまま進行していくという。

 

余談、余談で字数を埋め尽くしていった挙句、最後の最後の方で、西村知美は、こんな一行を書いていたそうだ。

 

「実はわたし、正直に告白しますが、小説はまだ読んでいないんです」

 

これには、読者全員が「読まんかーい!」と、ひげ男爵よろしくつっこんだそうだ。

 

まあ、ひげ男爵のくだりは俺の妄想だが、それにしてもこのエピソード、すごすぎやせんか?

 

読んでもいない本の解説を書きあげ、それを文庫本の巻末に載せたなんて、前代未聞にもホドがある。 

 

高田純次以上のテキトーぶりに、俺は魂が揺さぶられるほど、感動した。

 

2022年。俺は『西村知美推し』でいこうと決意した。

 

 

 

特別お題「わたしの推し